真贋の見極めや適正な価格形成といった「信頼」の担保は、リユース事業者にとってますます重要になっています。ブランド品の価値を正しく評価するためには、素材やロゴ、縫製、金具、シリアルナンバーなど、多角的な視点からの鑑定が欠かせません。今回は、鑑定・査定の現場で大切にされている視点をご紹介します。
「なぜ偽物は見抜けるのか」——鑑定士が見ている視点
鑑定士は、素材の質感、金具の重み、縫製の精度、ロゴの書体やプロポーション、シリアルナンバーの整合性など、複数の要素を横断的にチェックします。一つの要素だけで判断するのではなく、いくつもの手がかりを重ね合わせることで、精度の高い真贋判定を行っています。写真だけでは伝わらない「手に取った質感」も、重要な判断材料のひとつです。
経験と最新知識のアップデートが支える鑑定精度
ブランド側の仕様変更や新作の登場は日々起きており、鑑定士は常に最新の情報をアップデートし続ける必要があります。加えて、長年の現場経験によって培われた「わずかな違和感を察知する感覚」も、精度の高い鑑定には欠かせません。
データベースと人の目、その両輪
近年では、過去の鑑定データを蓄積したデータベースと、熟練鑑定士による目視判断を組み合わせるハイブリッドな鑑定体制も広がっています。定量的な情報と定性的な経験、その両方を組み合わせることで、鑑定の再現性と精度を高めることができます。
「一点の迷いもなく『本物です』と言えるまで、何度でも確認する。それが鑑定士としての責任です。」
「信頼」を数値化する——査定価格への反映
真贋だけでなく、コンディションやパーツの状態も査定価格を左右する重要な要素です。私たちは、鑑定・査定のプロセスを可能な限り透明化し、根拠を明確に説明できる体制を整えることで、お客様に安心して取引いただける環境づくりに努めています。今後も専門性の高い鑑定・査定体制を強化しながら、リユース市場における「信頼」の基盤づくりに取り組んでまいります。
